抜型製作に関するよくあるご質問とその回答｜福岡の日野抜型製作所

福岡の日野抜型製作所による抜型製作に関するよくあるご質問についてQ&A形式でお答えしております。そのほかのご質問、また抜型の製作・加工に関して困りごと・お悩みがあるお客様はご遠慮なくご相談ください。当社スタッフがていねいに対応いたします。

費用について知りたいのですが、お見積のみでも依頼可能ですか？

お見積のご依頼ももちろん承ります。まずはお電話、FAX、もしくはメールにてお問い合わせください。ご要望などを当社スタッフがお伺いし、お見積書を発行いたします。

見積もりや注文の際は図面やデータ、サンプルをどのように送ればよいですか？

簡単な形状の場合、電話で寸法を伝えて頂ければ大丈夫です。
データや図面が無くても寸法を記載した手書きのイラストをFAXやメールで送って頂く方法、見本を郵送または直接持ち込み頂いても対応可能です。
複雑かつ精度の必要な形状はDXFを、デザインから抜型データにする場合はEPSもしくはIllustratorデータをお願いします。
*弊社CADは最新のIllustratorの色ヴァリエーションの進化に対応していないので、恐れ入りますが「バージョン8・9・10」まで落とし、裁断予定のラインを黒色にしてお送り下さい。 (その際、寸法誤差の問題は発生しませんので大丈夫です。)

*PDFやJPEGなどの画像は基本的にCADに直接変換できませんので、難しい形状の場合はその画像を弊社でIllustratorを用いてトレースしてデータ化させて頂きますので、細かい部分の形状や寸法が変わる場合もあります。
簡単な形状であれば画像のみでも対応可能です。

抜型代の目安または、最も安く製作する場合の目安を教えてほしいです。

抜型代の目安は、抜型の大きさや材料、加工の度合いにより様々ですが、弊社の抜型の最低価格として設定されているのは￥3,000です。 例えば、150mm(15センチ)角のベニヤ板の中に100mm角の刃が入っている 小さくシンプルな抜型が\3,000程度です。

抜型で、実際に材料を打ち抜き加工するにはどうすればよいですか？

弊社は抜型製作の会社ですので、基本的にお客様で打ち抜き加工していただいております。 ある程度規模のある工場などでは、プレス機という大きな機械があるのですが、小規模/個人では導入しにくいので、型が小さければクリッカー(小型プレス機)やハンドプレスを導入していただくか､プレス機を持っている会社に外注する方法がメインのようです。 中には､万力という工具で抜いているツワモノもいます。

硬くて厚みのある材料・材料を重ねて抜きたいのですが…。

材料の硬さや厚み、プレスの際の重ね枚数に応じた、刃先形状･刃高･刃厚･ベニヤ板厚にて設計します。 (お客様のプレス機の仕様･セッティングにもよります。)

生産量が多く原材料コストを考えると、1つの型の中に出来るだけ多くの刃型を詰め込みたいのですが…

お客様の要望を基準に、どのように刃型を配置すればよいかを考慮し､確認しながら設計します。 あまりにも詰め込みすぎてしまうと使用する刃材も長くなり、ご使用のプレス機によっては圧力の限界を超えてしまい製品がうまく抜けないこともあるので、一応ですが(刃材長:1メートルあたり＝プレス機の圧力:5トン必要)という基準をもとに調整して設計します。

1つの型の中に刃型が複数ある場合、刃と刃の間はどこまで近付けられますか？

刃厚が0.7mmの場合、製品を問題なく抜くためには、最低3mmは必要です。右図の場合､ハート形の刃どうしの間のベニヤ板は2.3mmとなります。 これより近付くとベニヤ板の強度が保てなくなり、プレスした際の材料の圧力を逃がしきれず、材料の抜けが悪くなったり、型を破損する恐れがあります。

寸法公差+ -0.2mmに収まるような抜型を製作してほしいのですが…

細かい精度を必要とする抜型の場合、弊社では0.05mm単位で見れる検査設備を使用し、寸法の検査を行っておりますので、+ -0.2mmの範囲での寸法誤差を見逃しません。

どの程度の数量から発注可能ですか？

弊社が保有する材料のみで抜型を制作する場合は1丁から製作可能です。ただし、特注品の刃型を使用する場合に外注先の最小ロットを提示されることもあります。また1丁よりも複数製作した方が安くなる場合もあります。このような場合、詳細をご連絡させて頂きます。

製品の納品時、代引きでのお支払いには対応していますか？

申し訳ございませんが、代引きは対応しておりません。

送料について教えてください。

佐川急便にて福岡県から発送します。送料は地域・型のサイズ・重量によって決まります。
見積時に型のサイズを把握できますので、お客様には型代と送料を記載してお伝えいたします。
佐川急便では取り扱えない大きなサイズ(1辺が1200mm以上)の型は西濃運輸の営業所持ち込みにて発送します。

配送の日程・時間を指定することはできますか？

可能ですが、午前中の時間指定は出来ませんので、ご了承ください。

試作品の製作はお願いできますか？

当社では試作品抜型の製作も承っております。できるだけご負担がかからないように、安価な製作プランなどもご提案できますので、お気軽にご相談ください。

急いでいるのですが、納期の相談には乗ってもらえますか？

お客様のご要望に合わせ、できる限り柔軟に対応させていただきます。データやサンプルお持ち込み･直接引き取りによる即日対応も可能ですので、ぜひご相談ください。

抜型に使用する材料にはどのようなものがありますか？

基本の抜型はベニヤ板と刃材の組み合わせです。
ベニヤ板の厚み(単位:mm)は12、15、18、21を基本在庫しております。
刃材はH50Cという素材で作られております。
刃の厚さ(単位:mm)には0.45、0.7、0.9、1.0、1.2、1.5まで種類があります。
刃の高さ(単位:mm)は23.4、23.5、23.6、29、30、32、35、40、45、50、55、60、70、80、100まで種類があります。
また、刃材には胴体と刃先の硬さ、刃先の形状(43度センター刃や2段刃など)にバリエーションがあり、抜く材料の厚みや硬さ、加工具合に合わせた刃材を提案いたします。